2007-01-01から1年間の記事一覧

B型肝炎110番

10:00から16:00まで、慢性B型肝炎の患者(キャリア、慢性肝炎、肝硬変、肝ガン)及びその遺族の方を対象とした110番を実施しました。 相談件数は全部で36名で、そのうち提訴の意向については,あり11名,検討中12名でした。 110番の…

住基ネット訴訟最高裁弁論期日指定

1 最高裁第一小法廷は、2006年11月30日に出された、住基ネット差し止め大阪訴訟の高裁判決について、上告事件の弁論期日を、2008年2月7日13:30に指定しました。 これは、住基ネットを違憲であると判断し、原告の住民票コードの削除を求…

住基ネット差し止め訴訟弁論

11:00から、住基ネット差し止め福岡訴訟で口頭弁論期日が開かれました。 そして、2008年2月7日13:10から、福岡県下の4つの自治体の住基ネット担当職員の尋問が実施されることとなりました。これは、調査嘱託の結果、セキュリティに危険があ…

人権大会監視社会シンポジウム

12:30から、浜松市「アクトシティ浜松」で、日弁連主催の人権大会が開かれました。私は、第1分科会「市民の自由と安全を考えるー9.11以降の時代と監視社会」の実行委員として、約20分間基調報告を行いました。 基調報告書は500頁以上にのぼる…

美祢社会復帰促進センター視察

14時から、自由法曹団という弁護士団体の視察で、美祢社会復帰促進センターを視察しました。 美祢社会復帰促進センターとは、2007年4月、山口県美祢市に、開設された日本で初めてのPFI方式の刑務所です。 簡単に言えば、地域雇用の促進、地域経済の活…

B型肝炎弁護団講演

札幌から、B型肝炎訴訟弁護団の奥泉弁護士など3名をお迎えして、講演会が開かれました。 慢性B型肝炎患者の多く(出生時の母子感染者や、6才までの間に輸血を受けた方以外)は、国によって施行された、6才までの間の予防接種の際の注射器(筒、針)の連…

福岡県弁護士会憲法講座

午後2時から、天神121ビルにおいて、福岡県弁護士会主催の憲法講座が開かれました。 「女性と憲法」というテーマ設定のためか、女性の参加者が多く見られ、いつもよりも参加者の年齢が若めでした。 私自身は、護憲派ですが、ディベートのため、「改憲側…

「個人情報トラブル相談ハンドブック」

今日、新日本法規出版から、「個人情報トラブル相談ハンドブック」が届きました。 この本は、個人情報保護法の運用に関わる公的団体、企業、弁護士などを対象として、過剰反応に陥ることなく、個人情報を適切に管理、利用できるように日弁連情報問題対策委員…

「監視カメラとまちづくり」シンポ

7月21日午後1時30分より、福岡県弁護士会館3階で、福岡県弁護士会と九州弁護士会連合会の共催で、人権大会のプレシンポとしての「監視カメラとまちづくり」シンポを行いました。 「治安政策としての『安全・安心まちづくり』」という著書を出された清…

久保大さん講演

7月14日の、福岡県弁護士会人権擁護委員会合宿で、「治安は本当に悪化しているのか」の著者である久保大さんから講演を頂きました。 久保さんは、東京都が、治安政策を強化したときの治安対策担当部長だった方で「治安が悪化している」「特に少年犯罪と外…

歌舞伎町監視カメラ視察

午前10時から、人権シンポ実行委員約10名で、歌舞伎町と、新宿駅から東京都庁までのルートにおける監視カメラの設置状況を視察しました。 歌舞伎町には、例えばコマ劇場などの有名な娯楽施設が多数ありますが、これらの施設を利用する人の顔情報は、24…

ドイツ調査旅行 その6

Humanistishe UnionというNGOを訪問しました。人道主義者連盟と訳される団体です。 法律に関する研究者や弁護士などが集まり、政府の提案する法案等に対し、意見書を出して、世論喚起をしています。 対応して頂いたのは、ローゼマリー理…

ドイツ調査旅行その5

カールスルーエにある連邦憲法裁判所を訪れ、テロ対策法制に基づく、犯罪の予防に基づく広範な捜査手法について3つの有名な違憲判決を書いたホフマン=リーム裁判官(連邦憲法裁判所副長官)と、その調査官であるマチャス=ホング氏からお話を聞きました。 …

ドイツ調査旅行 その4

9:30から、ドイツ連邦データコミッショナーを訪れました。 ここは、ドイツ連邦の公的機関における個人情報の取り扱いを監督しています。 ドイツ連邦データ保護法(2001年改正)は、6B条をもうけ、ビデオ監視に対する先に述べたような規制を定めて…

ドイツ調査旅行 その3

9時30分から、ミュンスター市内の法律事務所で、網目スクリーン事件訴訟の弁護団の弁護士から聞き取りを行いました。 網目スクリーン事件とは、州警察法で許容されていた網目スクリーンという捜査方法を、違憲違法であるとして、違法確認訴訟が行われたも…

ドイツ調査旅行 その2

午前中、今回の訪問先への調査スケジュール確認の打ち合わせをしました(日曜日ですが、誰からも、全く何らの異論も出ません。さすが、日弁連の調査旅行です。)。 訪問先ごとに質問担当者と、書記担当者を割り振りました。 私は、データコミッショナー(デ…

ドイツ調査旅行 その1

今年の11月1日に浜松市で行われる、人権大会第1シンポジウム(監視社会)の海外視察旅行に出かけました。 ドイツにおけるテロ対策法制と、それに対する活動を見ること、そして、個人情報の取り扱いに関して20年以上の活動を行っている監督機関としての…

住基ネット訴訟弁論

本日、11時より、住基ネット差し止め訴訟の弁論が、福岡高裁で行われました。 以下、私の行った意見陳述です。 次回までに、国が反論する予定となっています。 1 愛南町からの住民票コードの漏洩 5月14日に、愛媛県愛南町の住民情報がインターネット上…

新聞出版差し止め事件和解

宮崎では、地元の旬刊新聞が破産者の免責決定を漫然と掲載し続けるために、地域社会で平穏な生活ができなくなることを恐れて、無理に破産を回避するなど、裁判上の救済を受ける権利を侵害される人が存在しました。 破産申立をする必要があるのに、社会に公開…

朝日新聞の記事

国民投票法案の衆議院通過を伝える新聞報道では、朝日新聞の報道がもっとも精力的だったと思います。 名古屋大学大学院の浦部法穂教授の「なぜ改憲 問う時 ムード排し具体像を」という意見は秀逸です。これは、憲法に対する意見の連載記事ですが、特に、日本…

国民投票法案の衆院通過

4月12日に委員会を通過した国民投票法案は、本日衆議院本会議を通過しました。 中身の問題点はいろいろありますが、それは新聞や、弁護士会の会長声明等に譲ります。 一番問題なのは、国民が、いったいどんな中身なのかを全く分からないままに、こんな大…

精神保健当番弁護士と医師の過剰反応

精神保健当番弁護士で、聴き取りを行った際、主治医の過剰反応に会いました。 精神保健当番弁護士というのは、精神科に、本人の意に反して入院させられている患者さんの相談に応じて、退院請求や処遇改善を求める援助を行うための相談を行う仕組みです。 も…

県庁へのパブリック・コメントの提出

福岡県が、防犯カメラの運用要項を定め、3月2日までパブリック・コメントを募集していると言うことを2月27日に人から聞いて、何とかしなければと思い、データを県庁のホームページからダウンロードして、所定の書式に打ち込んで、パブリック・コメント…

中国からの留学生と熊本判決

九州大学の大学院に留学している、アジアの法律家や、その志望者と、裁判官、弁護士会との懇親会が開かれました。 私は、今年、初めて留学生の研修を受け入れ、中国からの留学生と10日間ほど一緒に仕事をしました。 ハンセン病国賠訴訟の話をしたら、最初…

住基ネット長崎講演

18:30から、長崎市内で、「いやバイ住基ネット」という市民団体のお招きで、住基ネットの問題点と、大阪高裁判決の意義について講演しました。 私は、最近は、住基ネットや監視社会の講演を頼まれることが多いのですが、必ず憲法改正の問題点を取り上げ…

調査嘱託が採用されました(住基ネット訴訟)。

今日、13時30分から、住基ネット福岡訴訟の控訴審弁論が行われ、弁護団の近藤弁護士(大阪高裁判決の意義)と、私(調査嘱託の必要性)から意見陳述を行いました。 そして、2006年10月20日に申し立てていた調査嘱託が採用されました。 この調査…