「日本のデジタル社会と法規制-プライバシーと民主主義を守るために-」の出版

 2022年の日弁連人権擁護大会「デジタル社会の光と陰-便利さに隠されたプライバシー・民主主義の危機-」の報告書と、現場で行われた研究者、ジャーナリスト、もと政策担当者を招いて行われたパネルディスカッションを収録した本が出版されました。

 デジタルプラットフォーマーが、過剰にプライバシー情報を収集・結合して収益を上げているプロファイリングの問題、その現状をどう克服するかが問題であるのに、政府が自らプラットフォームを作ろうとしている問題。

 デジタルのことはよく分からないから、といって他人に将来をゆだねると、マイナ保険証を通じて、一生分の診療履歴がどこからでも見られるいびつな医療データベースが今後作成されるおそれすらあります。

 他人事と考えずに、自分の問題として考える方が増えてほしいと思います。

 日本弁護士会連合会編「日本のデジタル社会と法規制-プライバシーと民主主義を守るために-」花伝社をぜひお読みください。