ORANGE☆SUPPORT集会

 2010年10月17日14:00から、札幌、東京、大阪、福岡の4都市で、全国一斉B型肝炎訴訟学生シンポジウムが開催されました。
 福岡では、B型肝炎訴訟を支援する学生の会ORANGE☆SUPPORTにより、「〜生きてみんなで解決を!早期和解成立へ向けて〜」と題して、西南学院大学チャペルで行われました。
 最初に、B型肝炎訴訟の説明が、スクール形式で行われました。
 その中では、B型肝炎という病気自体に関する偏見も取り上げ、知らない人の不安感をあおるドラマやネット発言などの問題が取り上げられていました。
 次に、「B型肝炎と向き合って〜負けられない戦い〜」と題して、原告の窪山寛さんの取材映像と、支援する学生の手書きのスライドをもとに、被害を知り、病気と闘いながら裁判に立ち上がり、闘っていく姿を描きました。
 さらに、B型肝炎訴訟の和解協議の状況の説明が、スクール形式で行われました。国が、和解協議入りをしながら、訴訟が続いているかのように全部の論点で争っている現在の和解の争点の説明がなされました。
 最後に、ニュースの取材形式で、支援する学生が医療機関で無料のB型、C型肝炎検診を受ける姿の報告がなされました。B型、C型肝炎は、感染していても自覚症状がないキャリアの状態の方がいて、予防接種の回し打ちの被害者もいることが紹介されました。
九州選出の国会議員からの電報も4通紹介されました。
 冒頭と、最後で、ユーストリームを利用した、東京、大阪、福岡の3元中継も行われました。
学生さんたちは、映像形式を中心とするという難しい課題に取り組んだため、最後は連日徹夜の作業だったようです。
 それぞれの企画は、よく練られていて、これまでのシンポをはるかに上回る内容だったと思います。みていた原告の方たちを励まし、勇気づけたことはいうまでもありません。
 国は、全国の学生さんたち、支援する方たちの声にも耳を傾けてほしいと思いました。