全国B型肝炎原告団による国会要請行動

 2009年10月15日11時から、衆議院第1議員会館第1会議室で、B型肝炎訴訟全国原告団による、「B型肝炎訴訟の全面解決を求める院内集会」が開催されました。
 全国弁護団長の佐藤哲之弁護士(北海道訴訟)は、「最高裁判決から3年以上経過しており、早急に被害救済がなされなければならない。」と訴えました。全国原告団の共同代表である谷口三枝子さん(九州訴訟)は、「肝ガンを発症して、余命を宣告されている重症の原告もたくさんいる。被害者が生きている内に一刻も早く国は謝罪して、償ってほしい。」と訴えました。薬害C型肝炎原告団長の山口美智子さんと、日肝協の代表の方からも暖かい激励の挨拶を頂きました。
 臨時国会の会期前のため、半分くらいの議員は地元で活動中で国会におられない状況でしたが、その中でも民主党を中心として、共産党自民党も含め多数の国会議員の出席が見られました。秘書の方の代理出席もあわせると議員関係者だけで約40名であり、身動きもできないほどでした。
 出席された国会議員の方々からは、B型肝炎訴訟の全面解決について、全力で取り組みたいとの決意表明を頂きました。
 また、この集会では、B型肝炎九州訴訟を支援する学生の会(オレンジサポート)による紙芝居の発表が行われました。九州訴訟の原告である合原さんのお話をもとにしたもので、見ていた原告らの多くは涙を流していました。
 集会後、国民新党共産党公明党からのヒアリングが行われ、また、全国会議員に対する宣伝活動を行いました。
 対応して頂いた各政党からは、口々に温かい支援の言葉と、解決に向けた決意表明を頂きました。原告団も早期全面解決に向けて意を強くすることのできた国会要請行動でした。