B型肝炎訴訟、内閣で協議へ。

 2010年3月1日夕方の日本テレビのニュースで、全国B型肝炎訴訟について、長妻厚労相は1日、今週にも関係閣僚で患者らへの対応を協議する考えを示したと報道されました。
 B型肝炎北海道訴訟で、3月12日に和解勧告が出される見通しなので、これを前に、長妻厚労相は1日、鳩山首相の元を訪れ、和解をめぐり協議したものとみられるそうです。
 他方で、先月28日には菅財務相鳩山首相と会談しているが、患者全員を救済するには膨大な費用がかかるため、菅財務相は和解には慎重な姿勢を示しているとも報道されています。
 しかしながら、国が「感染症を予防しましょう」と呼びかけ、これを信じて、健康であるために打った予防接種の回し打ちにより、何の落ち度もない被害者がB型肝炎にかかった事件です。
 被害者の中には、肝ガンで余命を宣告されたり、亡くなった人が出ているのに、費用を理由にしてさらに解決を引き延ばすことは許されるはずがありません。
 「命を守る」鳩山首相民主党政権の政策の根幹に関わる事項として、毅然とした解決が求められています。