B型肝炎九州訴訟・進行協議期日報告

 午後3時から、B型肝炎九州訴訟の進行協議期日が開かれました。
 弁護団は、101名の原告のうち、第1次提訴原告20名の中から選んだ3名の原告を、7月29日の期日で尋問の対象としたいと述べました。
 裁判長は、第2次提訴以降の原告らの原告本人尋問について、どのような立証計画を立てているのか、五月雨的に(バラバラに、不規則に、と言う意味)陳述書等が提出され、原告本人尋問自体も五月雨的になされると困る、と述べました。
 弁護団は、裁判所で、キャリア、慢性肝炎、肝硬変・肝ガン、死亡というステージごとの損害評価をしていただけるよう、それぞれ2,3名ずつの尋問を実施し、そのような代表者の尋問で裁判所に評価をお願いしたい、そのためには、原告本人尋問は年内に数回実施していただければ足りると考えている、と答えました。
 その後、7月29日の次の原告本人尋問予定期日として、10月13日(火)と、10月28日(水)の10:00〜17:00が決まりました。
 さらに、この2回の期日で尋問をする対象となる原告を決める進行協議期日として、9月14日15:00が決まりました。
 この進行協議期日では、2時提訴以降の原告の中から、尋問対象者を決めることになりました。
 以上のことから、九州訴訟では、7月29日、10月13日、10月28日の3回の期日で、原告らの代表者の尋問を終える予定となりました。
 私たちは、肝硬変・肝ガンなどを発症し、一刻の猶予もならない重い患者さん達のためにも、1日も早い解決を国に求めています。
 九州訴訟の進行は、そのような原告らの思いを受け止めたものということができます。
 それに答えるためにも、陳述書の作成その他膨大な作業はありますが、弁護団も一丸となって早期解決に向けて奮闘したいと思います。
 7月29日に原告本人尋問が実施されるか否かは、7月1日の弁論期日で決まります。
 一人でも多くの方が、7月1日午後1時に、裁判所前の坂に御集合下さり、傍聴支援を頂きますよう、よろしくお願いいたします。