B型肝炎訴訟を支援する学生の会のシンポジウム

 2009年9月19日14:00から、あいれふ10階講堂で、ORANGE☆SUPPORT(B型肝炎訴訟を支援する学生の会)による、シンポジウム「小さな叫びを大きな力に 〜知ることからはじめよう〜 B型肝炎患者の早期救済に向けて」が開催されました。
 参加者は約100名でした。
B型肝炎訴訟のシンボルカラーであるオレンジ色の地に、注射器のイラストがついたTシャツを着た学生さん達が、発表しました。
最初に、B型肝炎について、パワーポイントを用いての説明が行われました。担当した西南学院大学3年生の河村君は、医学書を自分で購入して、専門的な内容を、わかりやすく解説しました。
 次に、2006年のB型肝炎訴訟最高裁判決について、会長の九州大学2年生の吉井さんからパワーポイントを用いての説明が行われました。
 2人とも、短期間でよくまとめられていました。
 次に、九州訴訟原告からの被害聴き取りに基づく紙芝居が行われました。
 これは、福岡大学の田中さんが絵を描き、西南学院大学の村崎さんや河村君が、台本を作成したものです。
 シンポ直前3日間ほどの台本の手直しで、内容がどんどんよくなっていきました。
セリフも、担当した学生さん達が気持ちを込めて読んでくれたので、聴衆は引き込まれていました。
モデルとなった原告の合原さんはもちろん、その気持ちがよく分かる多くの原告の方達も涙を流していました。
 最後に、全国訴訟の目的の説明と、現在進行している裁判の争点についてのディベート風の紹介がなされました。
これは、西南学院大学3年の福浦さんが中心となってまとめられたものです。
 こちらのシナリオも、直前の4日間ほどでの大幅な修正により、一気にわかりやすくなっていました。
弁護士側は堂々と、国の代理人側はのらりくらりとそれぞれ主張して、学生弁護団は、次々と国を論破していきました。
 原告からは、「本物の弁護士のようで頼もしかった。」とか、「弁護団の説明よりわかりやすかった。」という意見まで出て好評でした。
 最後に、西南学院大学1年生の三苫君が、来場した方達へ、裁判傍聴を呼びかけました。
 学生の皆さん大変お疲れさまでした。
 打ち上げの席で福浦さんも言っておられましたが、このシンポで終わりということではなく、これからも、ぜひいろいろな場所で再演して頂くなどのご支援をお願いしたいと思います。