14:30から、札幌弁護士会館で、B型肝炎弁護団全国連絡会議が開催されました。
全国から20名を超す弁護士が集まりました。
2006年の最高裁判決を勝ち取っている札幌弁護団を中心として、全国での提訴の方針と、提訴条件に関する議論をしました。
最高裁判決はあるものの、国の応訴方針は、やはり全面的に争ってくるものと思われるので、長期戦とならないための戦略論等について議論しました。
福岡からは6名の弁護士が参加しました(飛行機のため30分遅着)。
最高裁判決から提訴に至る経過をふまえた今後の運動の取り組み方や、提訴条件に関する細かな詰めなどについて、福岡弁護団からも積極的に意見を出し、これからの第一歩として重要な意義のある会議になったものと思います。
地元のメディアが積極的に取材されていましたが、福岡では、昨年12月の110番の時も、イベント告知を超えた報道は、毎日新聞以外にみられなかったので、ローカルニュースにしかならないだろうと思っていました。
しかし、地元のような大きな扱いでははなくても、全国ニュースになっていたようで、福岡でも、1面で取り上げた新聞がありました。
現在、薬害C型肝炎弁護団が勝ち取った、ウィルス性肝炎患者に対する救済法の具体化を詰める作業等が進んでおり、全国的に肝炎に対する注目が集まっています。B型肝炎の特効薬も、その対象にできることをさらに追求しつつ、肝炎全体に対する恒久対策として、全体の解決水準が高くなるよう、C型肝炎弁護団とも連携をとりながら、運動を広げる好機ではないかと思いました。
札幌では3月28日に提訴を予定しており、福岡では、4月または5月頃の提訴に向け、準備を進めていきます。