B型肝炎訴訟全国いっせい追加提訴

2009年12月10日15:00から、福岡地方裁判所に、B型肝炎九州訴訟の6名の原告が、追加提訴(九州訴訟の第8次提訴)をしました。
また、全国B型肝炎訴訟でも、いっせい提訴を行いました。
 それぞれの詳細は以下の通りです。
 九州訴訟では、原告団長の谷口三枝子さんの娘さんが提訴されました。
 自分が感染したもとの原因が国のせいだと言うことが分かって許せないという気持ちになった。国はすぐに謝罪をして償ってほしいと訴えました。
 娘さんが記者会見で発言する姿を見て、団長の谷口さんが涙を流していました。
第1 九州訴訟第8次提訴の概要
 1 原告、被害者
    原告は6名(男性3名、女性3名)。
    被害者も同じ。
 2 原告(被害者)年齢
    20代1名、30代2名、50代3名
 3 原告居住地 福岡県4名、佐賀県1名、千葉県1名
 4 肝炎のステージと請求額
   合計 1億4850万円
     無症候性キャリア 1650万円  3名
     慢性肝炎     3300万円  3名
 5 全体の原告数
今日、福岡で6名の原告が提訴したため、福岡地裁における九州訴訟の原告は合計122名に(被害者数113名)。
* 九州訴訟の現状(2009.12.10提訴後時点)
請求金額合計:43億3950万円
被害者のステージ:無症候性キャリア 13名
         慢性肝炎 66名
         肝硬変・肝ガン 24名
         死亡 10名(遺族19名)
原告居住地:福岡85名、佐賀9名、大分4名、熊本3名、長崎4名、鹿児島6名、宮崎1名、山口5名、その他5名
第2 2009.12.10全国いっせい提訴状況
 1 今回の提訴前
    全国10地裁、原告数351名(被害者数341名)
札幌55名、東京46名(被害者41名)、新潟7名、金沢4名、静岡14名、大阪48名、広島47名、鳥取8名、松江6名、福岡116名(被害者107名)
 2 今回の提訴後
今回の全国提訴は、以下の通り。
札幌2名、東京1名、新潟3名、大阪16名、広島4名、福岡6名の6地裁32名が提訴。
今回の提訴により、全国の原告総数は、10地裁で名383(被害者数373名)になった。