B型肝炎訴訟原告が座り込み

福田議員の激励

 4月6日11時から、厚生労働省向かいの日比谷公園カモメ広場で、全国B型肝炎訴訟原告団が、座り込みを開始しました。
 3月12日と26日に、札幌地裁と福岡地裁で和解勧告が出されたにもかかわらず、国は和解協議に入る意向を示しておらず、原告らの面談要請すら拒否し続けています。
 「国は早急に和解に応じよ、大臣は原告と面談して被害に耳を傾けよ」という原告団代表の谷口三枝子さんのあいさつで、座り込みが始まりました。
 薬害肝炎訴訟東京原告団代表の浅倉さん、日肝協や原爆症訴訟の原告などからも、連帯のご挨拶を頂きました。
 この日は、共産党高橋千鶴子議員、みんなの党川田龍平議員、民主党の福田衣理子議員、柚木道義議員、松木けんこう議員から応援の演説を頂きました。
高橋議員は、「先週の金曜日の私の国会質問で、長妻大臣は、『財源の問題ありきではない』との答弁をしている。そうである以上、直ちに協議に入って、その中で検討すべきだ。」と和解協議に入らない政府の対応を批判しました。
川田議員は、「舛添大臣でさえ、薬害肝炎の時に和解勧告後原告と面会している。今の大臣が原告と会おうともしないのは、自民党政権より後退している。」と面談すらしない政府の対応を批判しました。
福田議員は、「私もここで座り込みをした経験があり胸が痛い。訴訟が一日も早く解決するよう精一杯やっていきたい」と決意を述べました。
 日差しが厳しい中で、原告、弁護団、支援者約70名が参加しました。
 東京の全テレビ局、主な新聞社のすべてが取材に来ていました。
 昭和23年から40年間、全国民に対して予防接種の回し打ちを行い、甚大な感染症被害を引き起こしてきた国の行為は、決して人ごとではありません。
 新政権は、責任ある迅速な対応をすべきであり、体調の悪い患者を何度も全国から引っ張り出すような行為を繰り返すべきではありません。政府の問題解決能力が厳しく問われています。