B型肝炎九州訴訟第4次提訴

今日の15:00に、B型肝炎九州訴訟の第4次提訴を行いました。
○ 九州訴訟4次提訴の概要は以下の通りです。
1 原告、被害者
 原告は22名(男性14名、女性8名)。
 被害者は21名(男性13名、女性8名)。
 被害者のうち、2次被害者(母子感染者)は4名。
 死亡被害者2名に対する遺族は5名(配偶者2名と、子3名)で、遺族である子3名のうち2名は、自らも母子感染被害者である(つまり、原告5名に対し、死亡被害者2名と母子感染被害者2名が対応しているので、原告数より被害者数が1名少なくなる)。
2 生存被害者年齢
  30代 8名、40代 2名、50代 7名、60代 2名 の19名
  平均年齢 44.3歳
(死亡者の死亡時年齢は、50代1名と60代1名)
3 原告年齢
  30代 9名、40代 2名、50代 7名、60代 4名
   平均年齢 45.4歳
4 原告居住地 福岡県15名、佐賀県2名、鹿児島県2名、山口県2名、茨城県1名
5 肝炎のステージと請求額
  合計 7億9200万円
    無症候性キャリア 1650万円  2名
    慢性肝炎     3300万円 14名
    肝硬変・肝癌   5500万円  3名
    死亡       6600万円  2名
6 九州訴訟の現在の原告数
 今日、福岡で22名(被害者21名)の原告が提訴したため、福岡地裁における九州訴訟の原告は合計91名になりました(被害者数90名)。

○ 各地での提訴状況
 今日の提訴は、全国8地裁での一斉提訴でした。
1 全国での一斉提訴者数
 今日の提訴者数は、札幌7名、東京6名、新潟4名(新規提訴)、静岡3名、大阪11名、広島6名、松江2名、福岡22名の8地裁61名(被害者数60名)でした。新潟地裁に新規提訴がなされました。
 全国9地裁に訴訟が広がっています。
2 従来の全国の原告数
 今回の提訴前は、全国8地裁、原告数180名(被害者数179名)でした。
 その内訳は、札幌31名、東京17名(被害者16名)、静岡8名、広島36名、大阪9名、鳥取7名、松江3名、福岡69名でした。
3 現在の全国の原告数
 今回新規提訴がなかった鳥取の7名と合わせると、全国の原告総数は、9地裁で241名になりました(被害者数239名)。

○ 今後の予定
 2009年1月22日11:00から、衆議院第2会館で、全国B型肝炎訴訟原告団総会を行います。その後、国会議員要請行動を行います。
 また、2009年1月28日には、日本肝臓病患者団体協議会、薬害肝炎原告団弁護団とともに、全国B型肝炎訴訟原告団弁護団は、肝炎対策基本法の制定を求める国会議員要請行動を行います。
 さらに、B型肝炎九州訴訟第3回期日が2月18日15:00から501号法廷(いつもの301号法廷ではありませんのでご注意ください)で行われます。14:10から門前集会を行い、その後傍聴券の抽選となります。福岡地方裁判所正門前の坂に、14:00頃にお集まりください。
 よろしくお願いいたします。