日弁連個人情報研修会

 午後1時から5時まで、日弁連情報問題対策委員会の主催で、弁護士会会員向けの個人情報保護に関する研修会が行われました。
 メインとなったのは、会員に対する、過剰反応と思われる事例のアンケート分析と、それへの対処法に関する知識を共有化することと、弁護士業務において必要な情報入手がしにくくなっている分野に関する今後の政策論的な議論でした。
 今年の7月に福岡から広島に登録替えとなった佐々木改め平田かおり弁護士の司会で、私も15分ほどアンケート結果の報告をしました。
 この研修会は、全国の弁護士会に対して、ライブ中継されていたもので、事前に、ベテラン職員の三宅さんから、「発言者は顔を上げて話して下さい。手元を見ながらしゃべったら、関心の薄い人は寝ちゃいますからね。会場の真ん中からやや後ろくらいに座っている人を見て話す感じでお願いします。」というご指摘を受け、そういえば、九弁連シンポの時は下を向いて司会していたなと反省し(居眠りしている人はいなかったと思うのですが)、たいへん勉強になりました。
 最初の1,2分くらいは前を見なきゃ、等と意識して緊張していましたが、そのうち慣れ、平田先生のテンポもよかったので、あっという間に終わりました。
 全国銀行協会が、相続人からの取引履歴開示請求に応じる意向を示したことや、執行段階や提訴前の財産開示の話など、弁護士の本来業務にも役に立つお話しが多く、お得な研修会だったと思います。
 見逃した会員の方は、日弁連ホームページの会員ログインから見ることができるそうですから、是非ご覧下さい。