熱海10周年集会

 9月2,3日の両日、熱海で修習終了10周年集会が行われました。
 裁判官、検察官、弁護士は、同じ司法試験を終え、司法研修所で、実務修習を受けますが、その終了から10周年、20周年などの節目に、お互いの健康を確認し、教官に感謝するとともに旧交を温めるという集まりが行われます。
 私は、その集会に参加してきました。
 私たちの期には、有名人が2名います。今やタレントが本業の橋下弁護士と、大阪市助役を務めた大平光代さんです。
 大平さんは、私たちのクラスメートであり、修習中は、起案がとても早い実務家(すでに司法書士としての経験がありました)として一目置かれていました。ただ、著作で明らかにされた経歴については、みんな知りませんでした。
 橋下氏は、派手なカップルのイラストが描かれたTシャツを着て参加していましたが、大平さんは欠席していました。
 私たちのクラスには、私のほかに3名の将棋好きがおり、久しぶりに対戦してきました。
 一番強いのは、東京の林弁護士ですが、修習中は私とほぼ同じ実力だった横浜の月本弁護士がものすごく腕を上げていました。聞いてみると、横浜弁護士会では、月に1回、将棋部でプロの将棋の棋士をお呼びして、対戦していると言うことでした。
 福岡にいる身としてはうらやましい限りで、もっと地方にも将棋文化を招聘したいと思いました。
 日本将棋連盟を巡っては、名人戦の移管問題を中心として、実務法曹から見ると、とうてい信じがたいほどの迷走に痛々しい限りであり、棋士と身近に接している弁護士から、もっとサポートがあった方がよいのではないかと思います。
 クラスの将棋好きで、将棋合宿も約束したので、またいずれ再会を果たし、将棋界の将来構想についても議論したいと思いました。