B型肝炎訴訟を励ます北海道集会

18:00から、札幌コンベンションセンターで、B型肝炎北海道訴訟の第1回期日前日の集会が行われました。
1989年に提訴されたB型肝炎訴訟をめぐるビデオの放映を中心とした訴訟の経過報告が、弁護団・原告からなされました。
続いて、参議院議員川田龍平氏から、「川田龍平 いのちを語る」と題した講演が行われました。
川田議員は、現在、全国から頼まれている講演を、議員活動に全精力を向けるためにすべてお断りしているが、この講演だけは引き受けたと話し始めました。
そして、自らのHIV訴訟の時点における先のいのちも見えない厳しい立場と、そのような立場に追い込んだ厚生省に対する怒り、それがいかに本来の国の役割や責任とかけ離れたものであるのか、を語りました。
B型肝炎訴訟も、構造は同じであり、このようなことを繰り返す国のあり方を変えていかなければならないということや、HIV訴訟でも、東京での行動がメディアを動かし、国民世論を動かしたこと、B型肝炎訴訟においても、札幌での行動は東京ではあまり報道されないので、東京で大きな運動を作っていかなければならないこと、自分もそのための努力は惜しまないことなどを熱く語りました。
私は、川田議員のまとまった話を聞くのは初めてでしたが、さすがに経験に基づいた内容の濃い迫力のある話でした。
その後、各地弁護団からの報告と今後の意気込みを発表し、集会アピールを採択して無事集会は終わりました。
参加者は各党議員(または秘書)を含め150名程度でした。
福岡で集会を行う時のために、とても参考になる充実した集会でした。