明日の札幌地裁での和解勧告への状況

3月9日の厚生労働大臣記者会見で、以下のやりとりがありました。
報道機関も、厚生労働大臣、内閣も、明日の札幌地裁で和解勧告が出されることを前提として準備をしている状況です。
弁護団も、明日は、和解勧告が出されることを前提として、
12:30すぎに厚生労働省前での早期和解を求める要請行動、
全国の弁護団で、記者会見を行う予定です。
また、3月14日にも、全国12カ所で、早期解決を求める街頭宣伝行動、
さらに、3月16日には、院内集会(衆議院第1議員会館)、
3月17日には、厚生労働省前街頭宣伝行動、厚生労働大臣への面談要請を行う予定です。

(記者)

 B型肝炎訴訟についてですが、今週金曜日に札幌地裁が和解勧告を出す見通しなのですが、改めて大臣はどのような解決が望ましいと考えていらっしゃるか、それと和解による解決の場合にどのようなことが課題になってくるのか、それぞれお伺いできますでしょうか。
(大臣)

 12日ということが言われていますが、具体的にどういう形になるのか、どういう中身なのか、そこは見極める必要があると考えておりますが、もちろん省内でどういう形が考えられるのかということは、色々な考え方を準備をしておりまして、打ち合わせもしているわけですが、色々な考え方がありますので、まずは仮に12日にそういうことがあればその中身を見極めていくということが重要でありますので、今の段階で予断を持って「こうだ」ということは確定的には言う段階ではないと思います。ただ、色々なパターンの準備はしているということです。
(記者)

 原告団の中には余命わずかの方もいらっしゃって、原告団の中から「大臣の解決への取り組みがあまり意欲的ではないのではないか」という批判の声が出ているのですが、その点についてどのように受け止められますか。
(大臣)

 まだ12日がどうなるのかということがありますし、これは核酸アナログ製剤治療への助成を平成22年度からさせていただくこととしておりますが、今回は裁判の話が間近に迫っているということでありますので、より考え方を進めたものが出来るのか出来ないのかということで、まずは判断をいただいて、我々としてはそれについて十分準備をしていくという段階です。内閣全体で取り組む課題でもあると思います。